今週のお題:一年の計は元旦にあり。今年の目標や計画を立てましたか?
byブログ人投票箱
→まーぼなすの回答 一応〜立ててありますよ
こんばんは。
近頃は忙しくてアルトサックスの練習をさぼり気味なまーぼなすです。
個人的な今年のミッションは大きく分けて
仕事、国家試験・資格、それから趣味のサックスの上達と3つの項目に分けて目標を掲げておりますが、たまにはブログで仕事の分野にも触れてみようと思います。
まーぼなすの昼間の本業は精密機器部品の検査・製造などを業とする会社と、SE・PG等の技術者の派遣やコンサルティングなどを行う会社で役員として二足のワラジを履いています。
メインは2つ目の方に置いていますが、最近はいろいろと規制が厳しくなった関係で人材派遣に関する業務が下火になってしまっています。
もともとキャリアコンサルティングに興味があり、就業支援や雇用創出などの分野をやりたかったので数年前からこの事業の管理を引き受けた訳ですが、最近は自分が意図していた形から大きくかけ離れたものに変わってしまいました。
それは現在お付き合いをして頂いている企業さんから求められている条件や、トップの方針が微妙に変化したことが大きな理由です。
昨今の経済情勢の悪化に伴ってとくに技術者派遣に関する分野は大きく様変わりをしました。
不況とは言いましても仕事自体は無いわけではありませんが、商流が厳しくなったり、新規の大きな開発プロジェクトについては聞こえてこなくなりました。
運用や保守業務、業務転換や統合などに伴うリプレイス作業では現場は人を欲しがっていますが求められるスキルが非常にある分野に特化してきた事、また上級スキルを持っている者以外はまったく受け入れなくなった事が挙げられます。
解りやすく言えば、人は欲しいけど何でもソツなくこなす人よりも求められた専門的知識を深く知り尽くしている人、そして、ヒューマンスキルの中でとくにコミュニケーション能力が高く、実務経験が長くて優秀な人。ただし、40歳未満でなければダメ。
もっと掘り下げるなら、初心者や業界歴の浅い技術者はNG。40歳以上もいらないという事です。
あくまでもこれはほんの一例に過ぎませんが、これがすべて一致していなければ提案もできない、さらに面談にでさえたどり着く事が難しいです。
以前は新規開発案件がたくさんあったので、ある程度のその分野のスキルを持っており、最低限度の仕事をこなせる、かつ勉強熱心で周囲との協調性に長けていれば比較的高い確率で契約に至ることが多かったんですよね。
我々の業界では高度な専門的知識が必要ですから、研修費用も高く新人教育は大きなリスクを伴います。中小企業にとってはなおさらです。
しかし、当時はある程度のスキルを社内または提携している研修先で磨いてさえいればあとは現場の実務を通して覚えさせる事が可能でした。
こうして人を育てていく事で当然ながら研修費用も節減できますし、人の募集も間口そのものを広げられるため探しやすかったんです。
こんな状況では若くてこの業界で活躍したいと思っている新人や、今まで数々の開発案件をこなした経験豊かな人を採用することが難しくなる一方です。
他の業界に比べて高収入で一見華やかに見えそうな業界かもしれませんが、それは大手SIerさんなどへのダイレクトに就職できた場合であって、入口を変えると実はものすごく閉鎖的なところです。
それでも常に人の募集は続けていますが、ここ数年の間に面談で人間的に本当に素晴らしいとお会いする事が多くなりました。
他業界からの方でも履歴書や職務経歴を見る限りでは、なぜこのような優秀な人が仕事を干されてしまっているんだ?と疑問に感じてしまう事が多いです。
それだけ倒産件数やリストラが多いのでしょう。
そういう方と面談しているときにいつも必ず感じている事は、この業界でのスキルは無いに等しいけれど本当は会社に絶対に必要だしぜひ採用して一緒に仕事をしたい。。。と思っていたりしますが先ほども述べた理由で見送ってしまうことがほとんどなので寂しく感じています。
こういった優秀で素晴らしいヒューマンスキルをお持ちの方たちを何とかしてあげる方法って無いのでしょうか・・・。また、いま注目されている障害者や高齢者の雇用創出を可能にする事が出来るのでしょうか・・・。
僕がこんなことを言ってしまったら良くないと思いますが正直この業界にはそろそろ行き詰まりを感じているのが本音なんです。
いろいろ考えたあげく、ある事に気が付きました。
以前ウチの会社は開発を丸受けするような会社だったので当然社内で人を育てていく事は比較的容易でした。
しかし当時の事業部のトップの方針もあって技術者派遣がメインになり、いつの頃からか社内のスペースをもてあますようになりました。
そもそも、今の会社で新しい事業を起こしたり、親会社とも連携しながら何かを生み出す業務に変えていければ、いちいち派遣先企業にお伺いを立てなくても独自に優秀な人材を確保できます。
基本的なことですが日々の業務に追われてその基本的なことが頭から忘れ去られてしまっていた事に気が付きました。
まーぼなすは20代の頃、一度自ら商売を起こした事がありますが当時から持っているビジネスプランをいつか今の会社でも実践してみたいと思っていました。
最近ではトップもこの案に前向きに考えてくれるようになり、少しずつですが自分の土俵に向かいつつあります。
その最初のミッションとして会社の基礎体力を回復することが課題でして、雇用創出と新規事業の両方を同時進行させるために保険代理店、個人向けPC教室の展開、WEBに関連したコンサルティング、今話題のカーボンオフセット等に関連したECO事業などを構想に持っています。
また、軌道に乗ったら資格とスキルを生かして法務関連の事務所を併設して法律サービスやファイナンシャルプランニング、管理者教育などの研修事業の展開も考えています。
いずれはどこかの業務で福祉関連などの分野にも挑戦してみたいと思っていたりします。
まだ事業計画そのものは未完成ですが、既存の業務は継続させながら広げていき、事業別の売上比率を安定させていきたいと思っています。
少しずつもうここまで来れば今とまったく違う姿の会社になってしまってそうですが小さな会社だから出来る機動力はむしろ強みになると信じています。
そこで、まずは一番体が拘束されてしまいそうな保険代理店から手をつける事にしました。
会社ではなくまずは個人代理店としての登録ですが、いろいろ研修なども受けなければなりませんし手間も掛かりそうなので比較的ヒマなこの時期を選びました。
エンドユーザーを相手にするという仕事は初めてはありませんが、今までの想像を遥かに超える大変な仕事になると思っています。
しかし今後のビジネスを推し進める上で絶対に必要な事だと思っているのでさらに深く勉強してみたいと思います。
来週からさっそく研修ですがへこたれないように気合入れます。
あ、ここまで忙しくしたら夜の仕事を続けるのが難しくなりそうですね。
長い独り言でしたけど・・・
本日これまで!