こんばんは。まーぼなすです。
まず、タイトルを見て『うわ!あのCM懐かしい〜』って思ってしまったあなたは立派な昭和世代です(笑)
今から25年くらい前、僕が小学生の頃の話ですが自宅に定期的に学研の教材が届けられていました。
『学習』と『科学』です。
とくに『科学』の方には毎回子供ごころを刺激してくれる楽しい付録(実験キット)などが付いていて届けられるのが楽しみでした。
カメラだとか模型、カブトガニの飼育だとか本当に多種にわたって子供を飽きさせない付録だったんですが今もとくに忘れないのは『もやしの栽培キット』です。
涼しい場所で水を張って育てていくんですが、最初は芽が出てだんだん成長していく中でだんだん黒くなってきてしまい、カビまで育ってしまうという惨劇に見舞われました。
子供だったまーぼなすは、これがもっと大きくなればいつも食べている『もやし』のように白くなってくるんだと信じ込んでいました。
無論、後日それを発見した親にかなり怒られましたが(笑)
そんな楽しい教材が来年3月の発行をもって休刊となるそうです。(学習は来年1月発行)このニュース見てちょっと寂しくなりました。。。
『学習』『科学』休刊のお知らせ
http://www.gakken.co.jp/news/hd/200912/20091203.html
確かに少子化の問題や景気後退など、致し方ない事由は理解できますがこんな不況あってでもせめて我々の未来を繋ぐ子供の教育にお金をかけてやる事が出来ない状況をなんとかできないものなのでしょうか?
最近の子供達の学習は本当に我々30台半ば世代がビックリするほど一変しました。
解りやすさがさらに追求され視聴覚学習もかなり進歩した事や、DSなどのゲーム機にまで教材が進出したこと。昔は敷居が高かった家庭教師などのマンツーマン、少数クラス授業を取り入れたサービスが一層中身が充実して、さらに一般家庭でも手が出せる金額になってきたことは歓迎すべき点だと思います。
しかし、一般教材も授業の質も理解のし易さばかりを追求し、『学ぶことの楽しさ』がかなり大人目線寄りになってしまっている気がします。
昔の教材は子供目線でもっと楽しく学べたと記憶しています。
大事なことは親が与えるからする勉強ではなくて、学ぶことの楽しさからくる自発性や継続性にもっと重点を置くべきではないでしょうか?
『科学』のように付録が付いてくる教材は確かに付録だけが楽しみになってしまいがちで、自分もそんな状況になった事がありますが、教材が届くのを楽しみに待っているという事自体は大変良いことだと思います。
まーぼなすの場合、学年が上がるにつれ科学と学習から当時のトップラーンという教材に変わったのですが教材が届くタイミングはさほど変わらなかったので科学と学習の時と同じようにまず教材に自ら触れるという習慣が養われました。
楽しかった経験があるからこそ、教材が変わっても自ら開く気持ちになれたんです。
なぜ楽しくなければいけないのか・・・。それは、
そもそも大人も子供も『新しい』ことや『わからない』ことは怖いんです。
『わからない』ことを強制的に理解させることで怖さを取り除くのではなく、『わからない』からこそ楽しくチャレンジするという心が大事なんです。チャレンジしてみて成功する楽しみが増えるからこそ継続できるのです。
そして、楽しくチャレンジして間違えることは怖くない。間違えるからこそ頭の中に残すことが出来る。
小学生の頃、担任の先生がこんな事を言ってました。
『間違ったことは何も悪くないんだ。これから間違えなければ良い。間違いは大事にしよう!今日からみんな、鉛筆と消しゴムは使わなくていい。ノートを書くときはボールペンを使い、間違えたら二重線で消しておきなさい』
当時、親たちからは様々なバッシングがありました。しかし、今思えばあの先生は大変大事なことを教えてくれたんだと思っています。
間違いを思い出すことで記憶を定着させるという、これこそ生きたノートの使い方なのかもしれない。
これは大人になってからの勉強にも同じように使えることです。
まーぼなすはこの後、進学塾にも入って中学受験を目指すことになったのですが幼い頃から養われたこの習慣が、勉強嫌いを克服し冷静に学習を続けられた要因なんだと思ってます。
もちろん。。。
親に内緒でたまにはサボりましたよ(笑)
だって、、、子供だって息抜きは必要でしたからね!
でも本当に嫌で机から逃げ出すことはありませんでしたね〜。
『やらなきゃ』って気持ちはいつも持ち続けていました。
模擬試験などではかなり良い成績を残していたんですが中学受験には不運なことに失敗しました。今は生涯学習とか資格試験という形に変わりましたが当時の習慣は必要なプロセスだったと実感しています。
教材会社さんはもっと大人目線ではない『楽しい』教材を作って欲しいです。
本日これまで!
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